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【独自】賞味期限改ざんの「がんこ寿司」、創業者の小嶋会長が引責辞任 - 読売新聞

 和食チェーン「がんこフードサービス」(大阪市)が、賞味期限を改ざんした冷凍の「笹蒸し寿司」を販売していた問題で、創業者の小嶋淳司会長(85)が責任を取って辞任したことがわかった。6月27日付。同社が1日午後にも公表する。同商品や、菓子「とうふショコラ」でも新たな賞味期限の改ざんが判明した。健康被害は確認されていないという。

 小嶋会長は、1963年に大阪・十三で「がんこ寿司」を創業。69年に法人化し、和食チェーン店として拡大させた。看板などに使われているねじりはちまきの似顔絵のモデル。2005年から代表取締役会長を務め、関西経済同友会代表幹事や大阪商工会議所副会頭なども歴任した。

 今年5月に「笹蒸し寿司」234セットで賞味期限の改ざんが判明したことを受け、同社は調査委員会を設置。調査委から「長年にわたり風通しが悪かった企業風土が引き起こした結果だ」との指摘があったことなどから辞任を決めたという。

 また、新たな賞味期限の改ざんは調査委による調査で明らかになった。同社によると、昨年7~11月に販売された「笹蒸し寿司」236セットと、「とうふショコラ」(2019年12月に販売終了)67箱で、数か月程度の改ざんがあったという。購入者には順次、連絡をしている。

 いずれも在庫管理を担当する同社次長ら社員2人がかかわり、調査委に対し、「在庫が残ったので何とか売り切ろうと改ざんした」と説明しているという。

 同社は「再発防止策をまとめ、なるべく早く公表する」としている。同社はこの問題で、5月に大阪市保健所から原因究明と再発防止を指示されている。

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