27日の東京株式市場は、強弱観対立のなかも買い優勢の展開となり日経平均株価は続伸しそうだ。米国株市場は週明けも上値指向を継続している。目先利益確定売り圧力も表面化しているものの、それをこなしてNYダウなど主要3指数ともにプラス圏で着地、いずれも過去最高値を更新している。中国政府のネット企業に対する規制強化の動きが警戒視されているが、一方で企業の好決算期待の買いが全体を支えた。東京市場では新型コロナウイルスの感染拡大や緊急事態宣言などの行動規制が経済活動に与える影響が懸念され、相対的に出遅れ感が目立つが、それだけにきょうは値ごろ感からの買いが先行しやすい。ただ、あすまでの日程で開催される米FOMCの結果を見極めたいとの思惑もあり、買いポジションを一方的に高める動きは見込みにくく、上値は限定的となろう。取引時間中は中国株や香港株などアジア市場の動きを横目に神経質な動きとなることも予想される。
26日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比82ドル76セント高の3万5144ドル31セントと5日続伸。ナスダック総合株価指数は同3.722ポイント高の1万4840.713だった。
日程面では、きょうは6月の企業向けサービス価格指数。海外ではFOMC(~28日)。6月の米耐久財受注、7月の米消費者信頼感指数など。
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