【NQNニューヨーク=張間正義】6日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続伸し、前日比40銭円高・ドル安の1ドル=109円70~80銭で取引を終えた。米長期金利の低下で、日米金利差の縮小を見込む円買い・ドル売りが優勢だった。中国の景気回復で経済関係の深い欧州のユーロが買われたことも、円に対するドル売りにつながった。
米長期金利の指標である10年物国債利回りは一時、前日比0.05%低い(価格は高い)1.65%まで低下した。日米金利差の拡大が緩やかになるとの見方から円買い・ドル売りが強まった。
中国メディアの財新と英調査会社IHSマークイットが6日発表した中国の3月の非製造業購買担当者景気指数(PMI)は前月比2.8ポイント上昇の54.3と、好不況の境目となる50を11カ月連続で上回った。中国景気への楽観論が強まり、対ドルでのユーロ買いを招き、対ドルでの円買いに波及した。
ニューヨーク市場での円の高値は109円67銭、安値は110円34銭だった。
円は対ユーロで3営業日ぶりに反落した。前日比20銭円安・ユーロ高の1ユーロ=130円30~40銭で取引を終えた。
ユーロは対ドルで続伸した。前日比0.0065ドル高い1ユーロ=1.1870~80ドルで終えた。中国の景気回復が欧州の景況改善につながるとの見方からユーロ買い・ドル売りが出た。
ユーロの高値は1.1878ドル、安値は1.1805ドルだった。
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