【ニューヨーク=小林泰明】26日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)の終値は前営業日比905・04ドル安の3万4899・34ドルだった。下げ幅は今年最大で、一時は1000ドルを超えた。
南アフリカで新型コロナウイルスの新たな変異株が確認され、世界経済の先行きに対する不透明感が高まり、リスクを回避するための売り注文が膨らんだ。ダウ平均の構成銘柄は軒並み下落し、需要が落ち込むとの懸念から、クレジットカード大手アメリカン・エキスプレスや航空機大手ボーイングの下落が目立った。
ダウ平均は好調な米企業業績を受けて投資家が景気に対する楽観的な見方を強め、10月から上昇が加速していた。
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