[東京 2日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比331円75銭高の2万9720円62銭となり、大幅続伸。前日の米国株式市場が上昇したことを好感した。
物色の流れは、これまでのバリュー株からグロース株にシフトしている。
1日の米国株式市場は上昇し、S&P総合500種は初めて4000ポイントを上抜けた。一方、米労働省が1日に発表した新規失業保険週間申請件数は予想外に前週から増加したが、米供給管理協会(ISM)発表の3月製造業景気指数は64.7と、1983年12月以来37年以上ぶりの高水準を付けた。
これらを受けて、日本株は朝方から上値を追う展開となった。物色の流れは、これまでのバリュー株中心の動きから、半導体関連株をはじめグロース系の銘柄にシフトし、再び値がさ株が全体をリードする格好となっている。
市場では「国内の新型コロナウイルス感染者数の拡大が気になるものの、ISM製造業景気指数の好調などから世界的に製造業の回復が顕著となっており、これを買う動きとなっている」(野村証券・エクイティ・マーケットストラテジストの澤田麻希氏)との声が聞かれた。
TOPIXは0.57%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆1602億1800万円とやや細っている。東証33業種では、電気機器、情報・通信業、鉱業、機械、パルプ・紙などが上昇し、海運業、電気・ガス業などが値下がりした。
個別では、東京エレクトロンが連日の上場来高値更新となったほか、ソニーグループ、ソフトバンクグループなどもしっかり。半面、伊藤忠商事などの商社株や日本郵船など海運株がさえない。
東証1部の騰落数は、値上がりが1355銘柄、値下がりが725銘柄、変わらずが109銘柄だった。
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