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任天堂が2020年度の決算を発表。売上高1兆7589億円、純利益4803億円(前期比85.7%増)に。『あつ森』累計販売3263万本 - ファミ通.com

任天堂の決算が発表

 2021年5月6日、任天堂が2021年3月期決算短信を発表。売上額は前年比34.4パーセント増の1兆7589億円、営業利益は同81.8%増の6406億円、純利益は同86.7%増の4803億円の利益を計上した。

 主要ソフトの累計販売本数情報も更新され、『あつまれ どうぶつの森』が3263万本、『マリオカート8 デラックス』が3539万本などとなっている。

株主・投資家向け情報(任天堂公式サイト)

 公開された決算資料によると、ゲーム専用機の売上高は前年比35.6%増の1兆7000億円、売上総利益は同51.2%増の9704億円となっている。

任天堂が2020年度の決算を発表。『あつ森』累計販売3263万本、純利益4803億円で前期比85.7%増に。

 当期(2020年4月~2021年3月)に、Nintendo Switchは全世界で2032万台、Nintendo Switch Liteは851万台を販売。ソフトウェアは2億3088万本を販売している。

 ソフトでは『あつまれ どうぶつの森』は2085万本(累計3263万本)、『マリオカート8 デラックス』は1062万本(累計3539万本)を売り上げたと発表している。

任天堂が2020年度の決算を発表。『あつ森』累計販売3263万本、純利益4803億円で前期比85.7%増に。
主要タイトル販売実績(任天堂公式サイト)

 発表資料の中では、Nintendo Switchの2021年1月~3月期(第4四半期)の販売台数は、2020年3月20日に『あつまれ どうぶつの森』が発売され過去最高だった前年同期を上回ったとも公表。ソフトウェアについても、年明け以降もハード同様販売の勢いが継続したとしている。

デジタル売上高比率が40%を超える

任天堂が2020年度の決算を発表。『あつ森』累計販売3263万本、純利益4803億円で前期比85.7%増に。

 そのほかに特筆すべきはデジタル売上高、さらにその比率(ソフト売上高に占めるデジタル売上高の割合)。

 パッケージ併売ダウンロードソフト、ダウンロード専用ソフト、ダウンロードコンテンツ販売額、Nintendo Switch Onlineなどの売上高を合算したもので、金額は2041億円から3441億円に、割合は34%だったものが42.8%に増加となった。

 これはNintendo Switch Onlineなどのサービス料金も含まれるため、すべてのゲームソフトの販売本数のうち40%以上がダウンロード版での販売だったとシンプルに言えるわけではないものの、ダウンロード版での販売数自体も増えていることは想像に難くない。オンラインサービスやダウンロードコンテンツ販売など物理メディアによらない売上が、一層伸長したことを示していると言えるだろう。

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