日本将棋連盟とサントリー食品インターナショナルはは28日、東京都渋谷区の将棋会館で会見し、新しい準公式戦(非公式戦)「SUNTORY 将棋オールスター 東西対抗戦2021」を共同主催で創設すると発表した。
東京本部所属棋士と関西本部所属棋士による5対5の団体戦。エントリー制で行い、出場棋士はファン投票による各2人、予選突破者各3人で構成される。対局の持ち時間は予選も決勝も各1手30秒未満。超早指し棋戦となる。
出場者決定にファン投票を含む棋戦は将棋史上初。過去に「オールスター勝ち抜き戦」(1978~2003年)という棋戦があったが、ファン投票形式ではなかった。8月をめどに投票を開始する。
日本将棋連盟会長・佐藤康光九段(51)は「将棋界の伝統と革新を本棋戦で表現できればと思います」と抱負。藤井聡太二冠(18)=王位、棋聖=をCMキャラクターとして起用するサントリー食品インターナショナル執行役員の和田龍夫氏は「将棋は世界に誇る日本の文化。新棋戦を通じて次の時代に受け継ぐ一助になればと思っております」とし、藤井二冠の出場について「活躍されることを期待しています」と語った。
「2021」と銘打っているが、来年以降も開催を目指していく。
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