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米電気自動車(EV)メーカー、テスラがビットコインへの投資を今年2月に公表した際、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、たちまち暗号資産(仮想通貨)コミュニティーのヒーローとなったが、その後全てのパロディーであるドージコインについてツイートを開始すると、「嫌なやつ」になり始めた。
マスク氏はエネルギー消費急増を理由にビットコイン決済によるテスラ車の購入を停止すると先週明らかにし、完全な「悪役」となった。さらに15日夜にはドージコインに関し、ビットコインの古傷に再び触れる投稿を行った。
同氏は「理想的にはドージのブロックタイムを10倍に加速し、ブロックサイズ(容量)も10倍にし、手数料を100分の1に安くする。そうすれば楽勝だ」とツイートした。
ビットコインを巡っては、手数料が高く取引速度が遅くても、分散型の価値保存手段であるべきだと主張するグループと、高速・低コストの決済プラットフォームへの発展を望む別のグループが対立。ビットコインのブロックサイズを大きくすることを提唱する後者の意見を反映し、2017年に元の暗号資産から新たな仕様の暗号資産を分裂させるハードフォークが実施され、ビットコインキャッシュが誕生した。
暗号資産マイニング機器のビットメインの前CEOで、ビットコインキャッシュを推進した呉忌寒(ジハン・ウー)氏は、 一連のツイートでマスクに同調する主張を展開。一方、ブロックサイズ問題を巡る古くさい印象を与えるマスク氏の投稿がツイッターで攻撃された。
原題: Elon Musk Reopens an Old Wound in the Bitcoin Universe(抜粋)
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