
10日の東京株式市場で日経平均株価は3日続伸し、前週末比68円11銭(0.24%)高の2万7888円15銭で終えた。主要企業の決算発表を受け、好業績の銘柄に買いが入った。外国為替市場で円安・ドル高が進み、自動車など輸出関連銘柄の一角に追い風となった。空運や鉄道バス、医薬品といった相対的に出遅れ感が強かった業種が物色対象となったことも相場を下支えした。
朝方から買いが先行し、日経平均は上げ幅が300円超え、2万8100円台に乗せる場面があった。その後は主力銘柄に戻り待ちや利益確定の売りが出て伸び悩んだ。午後には一時下げに転じた。米株価指数先物が日本時間10日午後の取引で安く推移し、日経平均先物にも短期筋の売りが出て、指数を下押しした面もある。
新型コロナウイルスの感染再拡大や国内政局など先行きの懸念は根強い。半面、欧米に比べた日本株の出遅れ感が意識されて、下値は限られた。投資尺度の面から日本株の割高感が薄れているのも下支え要因となった。
東証株価指数(TOPIX)も3日続伸し、6.94ポイント(0.36%)高の1936.28で終えた。JPX日経インデックス400は3日続伸した。
東証1部の売買代金は概算で2兆6076億円。売買高は10億8759万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1311と、全体の約6割を占めた。値下がりは790、変わらずは88だった。
三井金やDOWAが大幅高。塩野義や第一三共も上昇した。いすゞやJR西日本、ANAHDも高かった。一方、住友鉱は6%超下げた。バンナムHDやソニーGも安かった。取引時間中に決算を発表した大和ハウスも下落した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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