[東京 24日 ロイター] - きょうの東京株式市場で日経平均株価は、続伸が見込まれる。新型コロナウイルスの感染拡大の動きや国内政局などのリスク要因はくすぶっているが、米株高を引き継いで買い戻しの流れが継続するとみられている。買い一巡後は、アジア株などの動向に関心が寄せられそうだ。
日経平均の予想レンジは2万7500円─2万7800円。
前日の米国株式市場は主要株価3指数がいずれも上昇。ナスダック総合指数が終値で最高値を更新した。米ファイザーの新型コロナウイルスワクチンが国内で正式に承認され、ワクチン接種の加速につながるとの思惑が買いを後押しした。S&P総合500種は日中最高値を付けた。
米株高を受けて日本株は、シカゴ日経平均先物にサヤ寄せする形で続伸して始まりそうだ。景気敏感株を中心に幅広く買い戻しが継続するとみられる。原油価格の上昇がエネルギー関連の支えになるほか、米フィラデルフィア半導体指数(SOX指数)が上昇しており、半導体関連もしっかり推移しそうだという。
市場で日本株は「買い戻しのモメンタムは継続しそうだ」(いちよしアセットマネジメントの秋野充成上席執行役員)とみられている。新型コロナの感染拡大や政局を巡るリスクはくすぶるが、時間の経過とともに徐々に和らいでいくとの見方から「日本株はボトムアウトの時期が近いのではないか」(秋野氏)との声が聞かれる。
前営業日終値 年初来高値 年初来安値
日経平均 27494.24 30714.52 26954.81
+480.99 2021年2月16日 2021年8月20日
シカゴ日経平均先物9月限 27600(円建て)
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