みずほ銀行とみずほ信託銀行は20日、システム障害が発生し、全国の店舗窓口での取引の受け付けが一時できなくなったと発表した。午前10時頃から順次回復しており、11時時点で海外送金などの一部取引を除いてほぼ復旧した。原因の特定を急いでいる。
みずほ銀は今年2~3月、約2週間で4回にわたりシステム障害を発生させた経緯がある。みずほ銀は20日午後にも記者会見を開いて説明する見通しだ。
みずほ銀によると、障害が起きたのは店頭窓口で受け付けた入出金や送金を処理するシステムで、みずほ信託銀も同じ仕組みを使っている。19日午後9時過ぎに、システムを運用する機器に不具合が見つかり、約500ある店舗での取引ができなくなった。
取引を処理する基幹システムに問題はなく、ATMやネットバンキングは利用できる状態だった。
みずほ銀を巡っては今年2~3月の約2週間で、ATMの停止や外貨建て送金の遅れといったシステム障害が相次ぎ発生した。4月1日に予定していた頭取交代人事を凍結するという異例の措置を取り、原因の究明や再発防止に抜本的に取り組む方針を掲げていた。
みずほ銀は過去にも大規模な障害を複数回にわたり起こし、金融庁が繰り返し業務改善を求めてきた経緯がある。今年に入って相次いだ障害を受け、金融庁はみずほ銀へ検査に入り、改めて業務改善命令を出す方向で調整していた。
再発防止が問われる中で、みずほ銀とみずほ信託銀で新たな障害が発生したことで、持ち株会社であるみずほフィナンシャルグループも監督責任が問われる可能性がある。
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システム障害に関する問い合わせ先は、みずほ銀行が0120・324・776、みずほ信託銀行が0120・065・930(いずれもフリーダイヤル)。
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