トヨタ自動車の長田准執行役員は1日、オンラインで報道各社の取材に応じ、日本製鉄が特許権侵害で中国の鉄鋼大手・宝山鋼鉄とともにトヨタを提訴したことに関し「トップからトップへ一言あってもいいのではないか」と述べた。提訴前に日鉄の橋本英二社長から豊田章男社長に「仁義」を切るトップ同士のプロセスがなかったとの主張だ。
長田氏は、両社には創業時からの付き合いがあり、2019年ごろからはトヨタが日鉄の製鉄所に多くの人材を派遣して生産性向上や余剰鋼材の活用などに協力してきたと指摘。「普通、これくらいの関係になれば、トップ・トゥー・トップでこういうこと(提訴)をやりますよ、ということくらいなんで言えないのか、非常に残念」と語り、不満をにじませた。
日鉄は10月14日、電動車に使われる「無方向性電磁鋼板」と呼ばれる鋼材を巡り、トヨタと宝山が特許権を侵害しているとして東京地裁に提訴。それぞれ約200億円の損害賠償を求めたほか、トヨタに対してはこの電磁鋼板を使った電動車の国内製造・販売を差し止める仮処分を申し立てている。日鉄によると、同社が特許侵害で自動車メーカーを訴えるのは初めてという。【和田憲二】
からの記事と詳細
https://ift.tt/3BycvIQ
ビジネス
Bagikan Berita Ini
0 Response to "トヨタ、日本製鉄からの提訴に「トップへ一言あってもよかった」 - 毎日新聞 - 毎日新聞"
コメントを投稿