経団連は22日、大手企業の今冬のボーナス(賞与・一時金)妥結額の最終集計を発表した。集計した164社の平均妥結額は昨冬比5・16%減の82万955円となり、2年連続で減少した。金額は2013年(80万6007円)以来、8年ぶりの低水準だった。
多くの企業がコロナ禍の影響を受けた非製造業は18・01%減の71万2019円で、製造・非製造の集計を始めた1997年以降で金額は最低となり、減少率は最大だった。製造業は1・32%減の85万3475円だった。
業種別では、減少率が最も大きかったのは私鉄の22・26%減(妥結額57万7620円)で、建設の17・18%減(同119万5955円)、造船の7・16%減(79万2833円)が続いた。
ただ、全体の減少率は昨冬(9・02%減)と比べて縮小した。全19業種のうち、減少したのは9業種で、前年より減った。
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