関西電力の大飯原発4号機(福井県おおい町)は3日午後、定期検査のために停止した。これで同社の原発は1基も動かない「稼働ゼロ」の状態になった。国内で稼働する原発は今後1カ月半ほど、九州電力の玄海原発4号機(佐賀県玄海町)のみとなる見通しだ。
東日本大震災後、国内の原発で再稼働しているのは関電と四国電力、九電が運転する5原発の9基。関電ではテロ対策などのために設置が義務づけられている特定重大事故等対処施設(特重)の設置期限に間に合わず、福井県高浜町にある高浜原発3、4号機が停止中だ。同県おおい町の大飯3号機も配管の交換が必要となり、来年2月まで工事や検査をする計画を国に申請している。
四国電力の伊方原発3号機(愛媛県伊方町)は今年1月に広島高裁が運転差し止めの仮処分を決定し、少なくとも来年3月まで運転停止が続く見通し。また九州電力では川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)で特重の工事が遅れて停止した。玄海3号機は定期検査に入っており、稼働が継続するのは同4号機のみとなる。関電の高浜3号機が運転再開を予定する今年12月22日までは、こうした状態が続く見通しだ。(橋本拓樹)
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