13日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
チェンジ <3962> ★今期経常は36%増で連続最高益見通し、株式分割も発表
◆20年9月期の連結経常利益は前の期比3.8倍の36.3億円に伸びて着地。続く21年9月期も前期比35.8%増の49.3億円に拡大し、10期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は主力のNEW-ITトランスフォーメーション事業でデジタル人材育成をはじめとしたデジタル化ニーズを捉えるサービスの拡充を進める。また、パブリテック事業では主力のふるさと納税事業の更なる伸長を図るほか、公共部門のDXニーズを取り込む方針。
併せて、12月末現在の株主を対象に、1→2の株式分割を実施すると発表。
オークファン <3674> [東証M] ★今期経常は55%増で4期連続最高益更新へ
◆20年9月期の連結経常利益は前の期比20.2%増の8億円に伸びて着地。続く21年9月期も前期比54.7%増の12.5億円に拡大し、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期はEC市場の拡大継続を背景に、国内卸売モールサイトや寄付型ショッピングサイトで流通額が増加するほか、データを活用した在庫ソリューションの需要も高まり、売上高は38.4%の大幅増収を見込む。
サイバーリン <3683> ★今期経常を5期ぶり最高益に上方修正、配当増額と株式分割も発表
◆20年12月期の連結経常利益を従来予想の6.4億円→9.4億円に46.9%上方修正。増益率が39.1%増→2.0倍に拡大し、5期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。防災行政無線デジタル工事案件の遅れなどで売上高は計画を下回るものの、原価低減や感染症対策に伴う販管費の減少に加え、携帯販売店おけるインセンティブ収入の獲得や経費削減が寄与し、採算は大きく改善する。
業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の16円→20円(前期は16円)に増額修正した。
併せて、12月末現在の株主を対象に、1→2の株式分割を実施すると発表。
セレス <3696> ★1-9月期(3Q累計)経常は2倍増益、今期配当を4円増額
◆20年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比2.0倍の13億円に急拡大して着地。巣ごもり消費の増加を背景に、アフィリエイト部門で美容・アパレル分野のEC向け広告が好調だったことが寄与。ポイントサイト「モッピー」におけるコスト見直しに加え、子会社ゆめみの業績好調も大幅増益に貢献した。
通期計画の14億円に対する進捗率は93.4%に達しており、業績上振れが期待される。
併せて、期末一括配当を従来計画の14円→18円(前期は14円)に増額修正した。
コマースワン <4496> [東証M] ★今期経常を一転10%増益・最高益に上方修正
◆21年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は2.6億円(前年同期は非開示)となり、従来予想の1.9億円を上回って着地。コロナ禍でEC化の流れが加速するなか、ECサイト運営支援システムの新規契約件数が増加し、定額制月額収入が伸びたことが寄与。セミナーのオンライン化で旅費交通費が減少したことなども利益を押し上げた。
併せて、通期の同利益を従来予想の3.4億円→4.7億円に37.7%上方修正。従来の19.8%減益予想から一転して10.5%増益を見込み、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。
CKD <6407> ★今期経常を52%上方修正、配当も5円増額
◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の32.7億円→49.6億円に51.7%上方修正。減益率が39.2%減→7.7%減に縮小する見通しとなった。製造業全般で生産活動の正常化が進んだ中国、半導体設備投資が底堅く推移する韓国や台湾などで機器部門の受注が上向くことが収益改善に貢献する。
業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の12円→17円(前期は18円)に大幅増額修正した。
ノーリツ鋼機 <7744> ★今期税引き前を39%上方修正
◆20年12月期(9ヵ月決算)の連結税引き前損益を従来予想の18億円→25億円に38.9%上方修正した。4月に買収したDJ機器メーカーのアルファシータが展開する音響機器関連部門が、巣ごもり需要の増加を背景に家庭向けを中心に販売が伸びることが寄与。為替影響を見直したことなども利益押し上げ要因となる。
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