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11日の東京株式相場は続伸。新型コロナウイルスのワクチン期待から景気や企業業績の回復期待が継続した。自動車など輸出、ガラス・土石など素材、原油関連といった景気敏感業種のほか、銀行や不動産など内需関連も高く、東証33業種中31業種が上げた。
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〈きょうのポイント〉
りそなアセットマネジメントの下出衛チーフストラテジストは「これまでのパフォーマンスの逆転、リバーサル相場が鮮明だ」としてワクチンで景気が回復することを市場が織り込んでいる状況にあると述べた。
この日も景気敏感業種を中心に幅広く買いが先行し、TOPIXと日経平均は7日続伸と昨年9、10月以来の連続上昇記録となっている。TOPIXは一時1728.04と、昨年末終値1721.36を上回った。
いちよしアセットマネジメントの秋野充成執行役員は「紆余曲折はあるだろうが、ファイザーのワクチンは本格的なワクチンの始まりになりそうだ」として、市場はこんなに早い段階で本格的なワクチンが登場するとは考えていなかったため、投資対象の変化も含めて株価へのインパクトは短期では終わらない可能性があると予想した。
- 東証33業種では鉱業、不動産、保険、電気・ガス、ガラス・土石、銀行などが上昇率上位
- 空運とその他製品は下落
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