日本航空(JAL/JL、9201)の100%子会社で中長距離国際線LCCのZIPAIR(ジップエア、TZP/ZG)は11月20日、成田-ホノルル線を12月19日に開設すると発表した。2021年1月末までの期間中に16往復運航する。
運航スケジュールは、ホノルル行きZG2便は成田を午後8時15分に出発し、午前7時55分に着く。成田行きZG1便は午前9時55分にホノルルを出発し、翌日午後2時30分に到着する。1月末までは毎週土曜日に運航し、このほか年末年始や連休など高需要期を中心に12月は5往復、1月は4往復を計画する。2月以降のスケジュールは今後発表する。
機材はボーイング787-8型機で、座席数は2クラス290席、フルフラットシートを採用したビジネスクラスにあたる「ZIP Full-Flat(ジップ・フルフラット)」が18席、エコノミークラス「Standard(スタンダード)」が272席となる。
1月31日搭乗分までの航空券は、11月20日午後6時からZIPAIRのウェブサイトで販売を開始する。成田発の運賃はZIP Full-Flat Valueが5万9800円から53万5000円、Standard Valueが1万9800円から39万2000円。2歳未満6歳以下の子供運賃「U6 Standard Value」は7000円で提供する。ホノルル発はZIP Full-Flat Valueが544ドル(約5万6000円)から7607ドル、Standard Valueが180ドルから3082ドル、子供運賃は64ドルとなる。
ZIPAIRは成田-ホノルル線を目玉路線と位置付け、冬ダイヤ期初の就航を目指していたが、防疫体制など当局の手続きに時間を要したことから就航日が未定となっていた。同社の西田真吾社長はホノルル線の見通しについて、10月16日に「11月の早い段階では準備を整え、ハワイへの乗り入れ解禁を待つ」と述べ、年内の就航は「十分に行ける」との見通しを示していた。
同社が路線に投入する787は、洋上を長時間飛行する際に必要な航空当局の承認「ETOPS(イートップス)」を国土交通省航空局(JCAB)から取得。エンジン単発でも最大180分(3時間)飛行できるようになったことで、ホノルル線のほか、今後の目標とする米国本土乗り入れに向けて前進した。
運航スケジュール
ZG2 成田(20:15)→ホノルル(07:55)
ZG1 ホノルル(09:55)→成田(翌日14:30)
運航日:12月19、22、25、26、28、29、30日、21年1月2、3、4、8、9、10、16、23、30日
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3段落と4段落を追記しました。(20年11月20日 12:30 JST)
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