[東京 18日 ロイター] -
きょうの東京株式市場で日経平均株価は、強もちあいが想定されている。注目されている米長期金利が低下し、米株もナスダックが堅調だったことが市場に安心感を与えそうだ。ただ、週末とあって新規のポジションは取りづらく、急な反発は見込めないという。
日経平均の予想レンジは2万8900円─2万9300円。
17日の米国株式市場は、米景気回復への信頼感からハイテク株に買いが入り、ナスダック総合が上昇。ただ、米連邦準備理事会(FRB)のタカ派化が消化される中、ダウ工業株30種が下落したほか、S&P総合500種も小安く引けた。
一方、懸念されていた米長期金利は、10年債利回りが低下し、これがナスダックとともに日本株のグロース系銘柄に買い安心感を与え、日経平均は反転するとみられる。一方、週末であることから、後半にかけて模様眺めとなり、上値については引き続き慎重な動きとなりそうだ。
市場では先行きの金利動向は今後、強弱感が対立していくとの見方があり、「日本株は配当金の再投資という好需給に支えられ、上値は重いながらも2万9000円前後を固めるのではないか」(岡地証券・投資情報室長の森裕恭氏)との声が出ていた。
前営業日終値 昨年来高値 昨年来安値
日経平均 29018.33 30714.52 27002.18
-272.68 2021年2月16日 2021年1月6日
シカゴ日経平均先物3月限 29125(円建て)
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