28日前場の日経平均株価は前週末比81円25銭安の2万8984円93銭と3営業日ぶりに反落し、安値引け。朝方は、前週末のNYダウの上昇を受け、寄り付き直後に2万9121円28銭(前週末比55円10銭高)まで値上げたが、一巡後は戻り売りや利益確定売りに下げに転じた。持ち直す場面もあったが、買いは続かず、前引けにかけて下げ幅を広げた。なかで、半導体関連株などが軟調となり、指数の重しとなった。
東証1部の出来高は4億2833万株、売買代金は9518億円。騰落銘柄数は値上がり1274銘柄、値下がり791銘柄、変わらず125銘柄。
市場からは「やる気のない相場だ。今週は経済指標の発表が多く、見極めたいとの空気もあろうが、最近の月末安傾向を警戒している面もある」(中堅証券)との声が聞かれた。
業種別では、INPEX <1605> などの鉱業株が軟調。三菱倉 <9301> 、上組 <9364> 、近鉄エクス <9375> などの倉庫運輸関連株や、王子HD <3861> 、日本紙 <3863> などのパルプ紙株も安い。ニコン <7731> 、オリンパス <7733> などの精密株も売られた。エーザイ <4523> 、中外薬 <4519> などの医薬品株や、アサヒ <2502> 、伊藤園 <2593> などの食料品株も値を下げた。
半面、日本製鉄 <5401> 、JFE <5411> 、神戸鋼 <5406> などの鉄鋼株や、川崎汽 <9107> 、郵船 <9101> 、商船三井 <9104> などの海運株が堅調。ファストリテ <9983> 、7&iHD <3382> 、良品計画 <7453> などの小売株も高い。野村 <8604> 、ジャフコG <8595> などの証券商品先物株や、東レ <3402> 、デサント <8114> などの繊維製品株も値を上げた。JAL <9201> 、ANA <9202> などの空運株も引き締まった。
個別では、アイモバイル <6535> 、RobotH <1435> 、クイック <4318> 、ペプチドリム <4587> 、イントラスト <7191> などの下げが目立った。半面、NCHD <6236> 、DLE <3686> 、アゴーラHG <9704> 、ダントーHD <5337> 、YACHD <6298> などの上げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、18業種が下落した。
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