次期OS「Windows 11」は「Internet Explorer」無効～廃止・削除される機能が案内 - 窓の杜

　米国時間6月24日に正式発表された次期OS「Windows 11」では、「Internet Explorer」が無効化されるとのこと。そのほかにも、「Windows 10」の機能の一部が引き継がれず、廃止や削除が行われるという。

Cortana

　初回のシステム起動時に起動されなくなり、タスクバーへのピン留めも行われなくなる。

タスクバーへピン留めされている「Cortana」

壁紙の同期

　デスクトップの壁紙は「Microsoft アカウント」でサインインしてもデバイス間で移動されなくなる。

Internet Explorer

　「Internet Explorer」は無効化される。システムから取り除かれるわけではないようで、Microsoftは「Edge」の「Internet Explorer モード」（IE モード）を代わりに利用するよう案内している。

「Edge」の「Internet Explorer モード」（IE モード）

「IE モード」は初期状態で無効化されている。まずは設定画面で有効化

［その他のツール］メニューに［Internet Explorer モードで再度読み込む］というコマンドが現れる

数式入力パネル

　「Math Input Panel」（数式入力パネル）は利用率低下のため、システムから削除される。数式の入力と認識を司る「数式認識エンジン」は、必要になったときにインストールされる。「Excel」や「OneNote」の数式入力機能はこれからも利用可能だ。

「Math Input Panel」（数式入力パネル）

ニュースと関心事項

　最近導入されたばかりのタスクバーのニュース機能［ニュースと関心事項］だが、Windows 11ではウィジェットが導入されるため削除される。

「Math Input Panel」（数式入力パネル）

Windows 11で導入されるウィジェット

ロック画面の簡易ステータス

　ロック画面にアプリの簡易ステータス機能を表示する機能は廃止されるようで、関連設定は削除されるとのこと。

ロック画面にアプリの簡易ステータス機能を表示する機能

S モード

　「S モード」は、動作するアプリを「Microsoft Store」から入手したもののみに限定してセキュリティを高めるロックダウン機能。システムに過大な負荷や悪影響を及ぼすアプリケーションが入り込みにくいため、起動時間の短縮やバッテリ寿命の向上、継続的なパフォーマンス維持の面でも効果があるとされている。

動作するアプリを「Microsoft Store」から入手したもののみに限定してセキュリティを高める「S モード」

　このモードはWindows 10のすべてのエディションで利用できるが、Windows 11では「Home」エディションのみの提供となる。