カプコンが「ランサム(身代金)ウエア」と呼ばれるコンピューターウイルスでサイバー攻撃を受け、大量の個人情報が流出した可能性がある問題で、攻撃を仕掛けた犯罪集団からの金銭要求に応じなかったことが17日、関係者への取材で分かった。米ネット専門メディアによると、専門家とみられる人物が「犯人がカプコンに1100万ドル(約11億5000万円)分のビットコインを要求した」と指摘しているという。
カプコンは2日未明に社内システムへの接続障害を確認。不正アクセスを疑い大阪府警に通報した。9日に「RAGNAR LOCKER(ラグナ ロッカー)」を名乗る集団が「カプコンへのサイバー攻撃に成功」とする声明文をインターネット上で発表。1テラバイトのデータを盗んだと主張し、情報を流出させない見返りに金銭の支払いを要求した。カプコンは要求額を明らかにしていない。
カプコンは取引に応じず、犯罪集団は11日、会社の売り上げや従業員の給与などとみられる情報をネット上に公開。流出した可能性がある情報は顧客の氏名や住所、電話番号、メールアドレスなど最大35万件に上る。立命館大の上原哲太郎教授(サイバーセキュリティー)は「犯罪集団を取り締まることはほぼ不可能で、企業は泣き寝入りするしかないのが現状。どこの会社でもあり得る話だ」と警鐘を鳴らす。
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