先月、東京・調布市の住宅街で道路が陥没した問題で、現場の地下深くで道路のトンネルを建設している東日本高速道路は、現場付近の地下で新たな空洞が見つかったと発表しました。空洞が見つかったのはこれで2か所目で、直ちに空洞を埋める作業を行うことにしています。
新たに地下に空洞が見つかったのは、東京・調布市の住宅街で先月、道路が陥没したところから南におよそ20メートルほど離れた地上から深さ4メートルほどのところで、大きさは幅およそ3メートル、長さおよそ27メートル、内部の高さはおよそ4メートルあるということです。
東日本高速道路が先月下旬から行っていたボーリング調査では、今月2日にも長さおよそ30メートルの空洞が見つかっていて、今回で2か所目になります。
空洞は、道路や住宅の下に広がっているとみられ、直ちに地表に変化は出ないとしていますが、作業員が機器を使って監視を行うとともに、空洞を埋める作業を速やかに進めるとしています。
これまでに陥没や空洞が見つかっている場所は、いずれも東日本高速道路が「東京外かく環状道路」のトンネルを建設している区間の真上にあたります。
東日本高速道路は工事を中断したうえで、これまで掘削した区間にも空洞がないか調査しているほか、陥没の原因やトンネル工事との関係についても、来月中旬ごろにかけて調査を続けることにしています。
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