アメリカ最大級のパイプラインが外部からサイバー攻撃を受けガソリンなどの供給を一時的に停止したと明らかにしました。
運営会社はシステムを外部と遮断し復旧を急いでいます。
サイバー攻撃を受けたのはアメリカ南部テキサス州から東部にガソリンなどを供給する「コロニアル・パイプライン」です。
会社側の発表によりますと、5月7日、外部からサイバー攻撃を受けたためシステムを外部と遮断してガソリンなどの供給を停止し、現在、復旧を急いでいるということです。
コロニアル・パイプラインは長さが9000キロ近くに達するアメリカ最大級のパイプラインの1つで、南部テキサス州から一大消費地のニューヨークなどがある東部にガソリンやジェット燃料などを供給しています。
供給を受ける利用者側に被害の情報はなく、いずれの製品も備蓄があることなどから、これまでのところ大きな影響は出ていません。
会社側はサイバー攻撃は身代金を要求するコンピューターウイルスとされる「ランサムウェア」によるものだったことを明らかにし、政府の関係当局に通報したとしています。
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