東京都は16日、都内で新たに542人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
都の担当者は「感染の数は依然として高いレベルにある。大型連休が明けて人の流れも増えているので、緊急事態宣言下にあることを意識してステイホームを心がけてほしい」と話しています。
東京都は16日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて542人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
1週間前の日曜日より490人減り、16日までの7日間平均は806.4人で、前の週の101.0%となっています。
16日の542人の年代別は、10歳未満が25人、10代が42人、20代が165人、30代が99人、40代が69人、50代が63人、60代が33人、70代が26人、80代が15人、90代が5人です。
16日の542人のうち、およそ58%にあたる314人はこれまでのところ感染経路が分かっていません。
一方、感染経路が分かっている濃厚接触者の内訳は、「家庭内」が130人、「職場内」が32人、「施設内」が17人、「会食」が4人などとなっています。
このうち、「施設内」では5つの医療機関で職員3人と患者4人の合わせて7人が、3つの高齢者施設で職員1人と利用者2人の合わせて3人が感染したということです。
これで都内で感染が確認されたのは15万2239人になりました。
16日時点で入院している人は15日より21人増えて2431人となり、「現在確保している病床に占める割合」は43.5%となっています。
一方、都の基準で集計した16日時点の重症の患者は15日より1人減って84人で、重症患者用の病床の22.5%を使用しています。
新たに死亡した人はおらず、これまでに都内で亡くなった人は、合わせて1951人です。
都の担当者は「1週間前と比べると陽性者の数は下がっているが緊急事態宣言の期間が始まる直前の先月中旬と同じくらいの数値であり、依然として高いレベルにある。大型連休が明けてから人の流れも増えていて、この影響が1週間後ぐらいに出てくると思われる。緊急事態宣言下にあることを認識してステイホームを心がけてほしい」。
と話しています。
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