[ワシントン 14日 ロイター] - セブン&アイ・ホールディングスが米コンビニ運営会社の買収を完了したと発表したことについて、米連邦取引委員会(FTC)の委員らが14日、買収は違法で競争上の懸念をもたらす恐れがあると表明した。
これに先立ちセブン&アイは、米石油精製大手マラソン・ペトロリアム傘下のガソリンスタンド併設型コンビニ「スピードウェイ」の買収手続きを完了したと発表。買収規模は210億ドル(約2兆3000億円)。店舗数は全米36州で約3800店。
FTCのスローター委員長代理とチョプラ委員は声明で「当事者が自己責任で手続きを完了した」と指摘。反競争的な弊害に対処するための適切な道筋を決定するため、委員会として調査を継続するとした上で、「この取引は違法である」と信じるに足る理由があり、反トラスト法(独占禁止法)に係る懸念の解消に向け、委員会は双方と合意に達することができなかったと述べた。
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