関西電力は22日、運転開始から40年を超えた美浜原子力発電所3号機(福井県美浜町、出力82・6万キロ・ワット)を23日午前10時に再稼働させると発表した。2011年の東京電力福島第一原発事故後、原発の運転期間を原則40年と制限したルールのもとで、40年超の原発が再稼働するのは初めて。
美浜3号機は11年5月から定期検査に入っており、約10年ぶりの稼働となる。
関電が発表した工程によると、23日午前10時をめどに核分裂反応を抑える制御棒を抜き、原子炉を起動させる。24日に核分裂反応が安定して起きる「臨界」に達し、約1か月の調整運転を経て、7月27日に営業運転に入る予定だ。
ただ、新規制基準で設置が義務付けられているテロ対策施設の設置が10月25日の期限に間に合わず、10月23日に再び停止する予定だ。
運転開始から40年を迎える原発は、安全対策を大幅に強化した新規制基準に基づく安全審査などに合格した上で、保守管理計画などについて原子力規制委員会の認可を受ければ、最長20年間の運転延長が一度だけ認められる。
美浜3号機は16年に認可を得て、36年11月末までの運転が可能になっている。
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