新生銀行は21日、SBIホールディングスによる株式公開買い付け(TOB)に対し、「株主に不利益が生じるおそれがある」として反対の意見を正式に発表した。一方で、SBIが株式の取得上限の撤廃やTOB価格の引き上げに応じれば、賛成する意向があることも示した。
21日に開いた取締役会で正式に決めた。新生銀が反対したことで、銀行を巡るTOBでは初の敵対的買収に発展した。
SBIは、9月10日~12月8日の日程でTOBを実施。新生銀の株式を1株2000円で買い付け、保有比率(議決権ベース)を現在の約20%から、最大48%まで高めることを目指している。
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