新型コロナウイルス感染症(COVID19)ワクチンの早期実用化のためにトランプ米政権が進める「ワープ・スピード作戦」の責任者、モンセフ・スラウイ氏は22日、米国でワクチン接種が約3週間以内に始まることを「期待している」と述べた。
スラウイ氏はCNNの番組「ステート・オブ・ザ・ユニオン」で、「12月11日か12日に最初の人々が予防接種を受けることを期待している」と語った 。
現在の計画では来年5月ごろに米全体で70%前後の予防接種率を目指しており、これにより「集団免疫の獲得が可能になる」とスラウイ氏は指摘。「通常の生活に戻る前に大部分の人が免疫を得る必要がある」と述べた。
米国では2021年に効果的なワクチンが広く配布されると見込まれているが、ハードルは残っている。食品医薬品局(FDA)の諮問委員会は12月10日の会合で、 ファイザーと ビオンテックのワクチン候補の緊急使用許可(EUA)申請について 協議する予定。
FDAのハーン長官は22日、「FDAの審査にかかる時間は予測できないが、可能な限り迅速に申請を審査する」とツイートした。
また、スラウイ氏はトランプ氏が大統領選で敗北を認めていないことを受け、ワクチンプログラムに関する情報がバイデン次期政権と共有されていないと説明した。
米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長は、CBSの番組「フェイス・ザ・ネーション」で、集団免疫の達成は可能だろうだが、来年5月までにそれが達成されるとは思わないと語った。
原題:
U.S. Plans First Vaccinations in Weeks, Warp Speed Head Says (2)(抜粋)
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