日本株一転上昇、スピード調整後の押し目買い－米株先物高も追い風 - ブルームバーグ

Stock figures on a screen at the Tokyo Stock Exchange (TSE), operated by Japan Exchange Group Inc. (JPX), in Tokyo, Japan, on Thursday, Oct. 29, 2020. Japanese stocks pared losses after the Bank of Japan’s policy decision and as U.S. futures bounced back following a global equity rout.

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

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26日の東京株式相場は下落して始まった後に上昇に転じ、前日比で小幅高となっている。米国で景気減速を示唆する指標が出たことから新型コロナウイルスの感染再拡大の悪影響が意識されたが、引き続きワクチンの実用化への期待もあることから押し目買いが入った。米株先物が上昇に転じたことも支えとなった。任天堂や情報通信業に買いが集まっている。

ＴＯＰＩＸの午前終値は前日比7.88ポイント（0.5％）高の1775.55
日経平均株価は173円42銭（0.7％）高の２万6470円28銭

＜きょうのポイント＞

米新規失業保険申請、予想外の２週連続増－レイオフ再拡大を示唆
ＮＹ州、１日の新型コロナ感染者が6000人超え－４月以来で初めて

　　三井住友ＤＳアセットマネジメントの市川雅浩シニアストラテジストは、指数が上昇に転じたことについて「それまでの上昇スピードが速く、買い遅れていた投資家が押し目買いを入れている」と話す。国内では新型コロナの感染状況も緊急事態宣言など緊迫した状況になっておらず、「ワクチン開発の実用化や復旧が進んでいくことへの期待に目線が移っている」という。

　　さらに、Ｓ＆Ｐ500種株価指数先物も上昇に転じて推移しているので「安心感が広がっている」と述べた。