10日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前週末に比べ250円ほど高い2万9600円台前半で推移している。4月の米雇用統計の結果を受けて米国で金融緩和策が長期化するとの見方が広がり、前週末の米株式相場が上昇して終えた。東京市場でも投資家が運用リスクを取る姿勢を強めている。
前週末の米株式市場ではダウ工業株30種平均が5日続伸し、3日連続で過去最高値を更新した。4月の米雇用統計が市場予測を大幅に下回る結果だったことを受け、米連邦準備理事会(FRB)が金融緩和策を継続するとの見方が相場を支えた。PER(株価収益率)などバリュエーション(投資尺度)面で割高感のあるハイテク株も買われ、ナスダック総合株価指数も上昇して終えた。きょうの東京市場でも半導体関連株などは買いが先行している。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに続伸している。
日本製鉄、JFEが大幅高。東エレク、ソフトバンクグループが買われている。一方、前週末に決算を発表したディーエヌエは大幅安。郵船、川崎汽が売られている。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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