ソフトバンクグループの孫正義社長は9日の決算説明会で、今後同社は「人工知能(AI)革命への投資会社の姿にどんどん専念していく」と述べ、「AIを制するものは未来を制する」と思いを語った。
説明会のプレゼンテーション資料では、4-9月期(上期)業績の説明をわずか2ページで終えた孫社長。ビジョン・ファンドの改善で過去最大の純損失を計上した前期(2020年3月期)からの改善基調が鮮明になったが、売上高や利益の数字に「私のこだわりはない」とし、唯一の「業績を計る物差しはNAV(株主価値)」だと強調した。
同社長によると、9月末時点で31兆円の株式を保有し、純負債4兆円を引いたNAVは27兆円。3月末時点から5兆6000億円増えた。同時に、保有する株式のうち非上場株の比率は8%、オプションなど派生商品(デリバティブ)の比率は1%であることを明らかにした。
同社が9日に発表した7-9月期(第2四半期)決算は、純利益が6275億円と前年同期の7002億円の赤字から大きく好転した。ビジョン・ファンドなどソフトバンク・インベストメント・アドバイザーズ(SBIA)の運営するファンドからの投資損益は1兆401億円の黒字だった(前年同期9437億円の赤字)。
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