マツダのことし9月までの半年間の中間決算は、新型コロナウイルスの感染拡大による販売の落ち込みが響き、最終的な損益が900億円を超える赤字となりました。
マツダが9日発表した半年間の中間決算によりますと、グループ全体の売り上げは前の年の同じ時期より34.6%減って1兆1157億円、最終的な損益は930億円の赤字となりました。
新型コロナウイルスの影響で、ことし4月から6月までの第1四半期を中心に新車の販売が大きく落ち込んだことが主な要因です。
広告費や研究開発費など経費の削減に取り組むものの、今年度1年間の業績では900億円の最終赤字を見込んでいます。
丸本明社長は、電話での会見で「新型コロナウイルスの影響で世界での販売台数は2割減少するが、それでも黒字を目指せるような企業体質を目指したい」と述べました。
一方、マツダは、世界で厳しくなっている環境規制に対応するため、提携関係にあるトヨタ自動車のハイブリッド技術を使った新型車をアメリカ、ヨーロッパ、中国で販売していく計画を明らかにしました。
とりわけヨーロッパでは、トヨタのハイブリッド車をマツダブランドで販売するなど協業を一段と強化する方針です。
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