今週のレギュラーガソリンの小売価格は、全国平均で1リットル当たり152.5円で、先週より0.1円値下がりしました。
新型コロナウイルスの影響でインドや日本の経済活動が鈍化し、需要の減少が見込まれるとして原油価格が下落したことを反映しています。
国の委託を受けてガソリン価格を調査している石油情報センターによりますと、5月31日時点のレギュラーガソリンの小売価格は、全国平均で1リットル当たり152.5円で、先週と比べて0.1円値下がりしました。
アメリカやヨーロッパでは新型コロナウイルスのワクチンの普及で景気が持ち直す一方、インドや日本では感染拡大の影響で経済活動が鈍化し、石油需要が減るのではないかという見方から原油価格が下落したことを反映しています。
ガソリンの小売価格の値下がりは、去年11月以来、26週ぶりです。
今後の見通しについて、石油情報センターは「サウジアラビアやロシアなどの主な産油国が、来月にかけて原油の生産量を従来計画から変更しないことを決めたため、直近の原油価格は値上がりしている。来週のガソリン価格は、こうした動きを反映するのではないか」としています。
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