任天堂(京都市南区)は2日、宇治市小倉町の宇治小倉工場に、同社が過去に送り出したゲーム機や玩具などを展示する施設「任天堂資料館(仮称)」を初めて開設すると発表した。展示と体験が楽しめる観光施設として、2023年度中のオープンを予定している。
工場近くの近鉄小倉駅周辺の活性化に取り組む市から要請を受け、工場をリノベーションして有効活用する。
宇治小倉工場は1969年に宇治工場として稼働し、花札やトランプなどを製造していた。その後、近くに新たな宇治工場(宇治市槙島町)が完成したため、88年に現在の名称に変更した。ゲーム機の修理を担った時期もあったが、2016年に業務を宇治工場に移管していた。
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