2021年6月24日に世界初公開されたホンダ新型「シビックハッチバック」。すでに北米ではセダンがお披露目されていますが、日本ではハッチバックが導入されるようです。11代目となったシビックはどのような進化を遂げているのでしょうか。そして、タイプRは日本に導入されるのでしょうか。
日本で4年ぶりの全面刷新となった新型「シビック」は何が変わった?
ホンダは新型「シビック ハッチバック」は、2021年に11代目にフルモデルチェンジしました。
日本市場では、2017年に10代目が発売されたことから、4年ぶりの全面刷新となるシビックですがどのようなモデルとして登場するのでしょうか。
1972年に初代モデルが発売されて以来、全世界の累計販売台数が約2700万台にのぼるホンダのグローバルモデルです。
先代となる10代目モデルは、2015年にアメリカで発売。日本市場では8代目以降7年ぶりとなる2017年に発売されました。
シビックは、歴代モデルにおいてさまざまなボディタイプを設定していますが、近年ではセダン、ハッチバック、クーペ(Si)、タイプRと国や地域によってラインナップされています。
そして、11代目は2021年4月29日に北米で先行してセダンを世界初公開。一方、日本市場では同年6月23日に米国と同時にハッチバックを世界初公開しました。
これまで、日本市場では10代目にセダン、ハッチバック、タイプRを設定していましたが、11代目ではハッチバックのみの発売となります。
セダンに関しては、10代目で2020年1月マイナーチェンジした後、半年後の8月に生産終了しており、この際ホンダは「シビックセダンは、選択と集中という流れのなかでの計画的な生産終了となります」と説明するなど、日本市場でセダンの需要が低迷していることもあり、11代目のセダンは発売されないようです。
では、シビックハッチバックは10代目から11代目でどのような進化を遂げたのでしょうか。
11代目では、開放的な空間と広い水平視野角による気持ちの良い視界を実現しているほか、高い安定感と動的性能の両方で新たなシビックらしさを作り上げたといいます。
ボディサイズ(先代比)は、全長4550mm(+30mm)×全幅1800mm×全高1415mm(-5mm)、ホイールベース2735mm(+35mm)。
また、水平視界を確保するためにAピラーを50mm後退させたほか、後席の膝周りに余裕をもたせたことで居住性を向上させています。
さらに、10代目と同等の後席空間を確保しながらリアウインドウ上部を50mm下げることで、クーペ風なデザインをよりを強調させました。
エクステリアでは、フロントフェイスが大きく変化しており、斜め上につり上がっていたツリ目のヘッドライトは、フロントグリルも含め水平基調が強調されたデザインへと変わっています。
ヘッドライトのデザインも変更することで、目の輪郭を強調するようにシャープに光り、精悍さを強調。
フロントグリルは、フラットなパネルの上にホンダエンブレムが配されていた10代目から11代目ではハニカムデザインに変更されました(セダンは水平デザイン)。
リア部分は、世界的なデザイントレンドとなりつつある横一文字風に変更されているほか、左右のコンビネーションランプは、シビックの「C」を10代目よりも強調させています。
インテリアでは、随所に最新のホンダテイストを採用しており、インパネは10代目では段差がある水平基調でしたが、11代目ではシンプルな水平基調かつ「アウトレットメッシュ」を採用することでスタイリッシュな印象を与えています。
また、運転手の目線移動や直感的操作を考慮したボタン配置などもおこなうことで、新型「ヴェゼル」同様に自然な流れで使いやすいようになっています。
11代目の内装に関してホンダは「ノイズレスな造形にすることで心地よい移動が出来る空間を目指しました。また、感性に響くようなスイッチの感触など質感の向上もおこなっています」と話しています。
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