中国の製造業活動を測る1月の政府の指数は2カ月連続で低下した。サービス業セクターの活動を反映する指数は2020年3月以来の低水準となった。
国家統計局が1月31日に発表した1月の製造業購買担当者指数(PMI)は51.3に低下。ブルームバーグのエコノミスト調査の予想中央値は51.6。昨年12月は51.9だった。
一方、建設業とサービス業の活動を反映する非製造業PMIは1月に52.4に低下。エコノミストの予想中央値は55だった。活動拡大・縮小の節目は50。
中国経済の新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)からの回復は、医療やエレクトロニクス製品の輸出ブームにけん引され昨年末に向かってペースが速まった。ブルームバーグが追跡している早めに発表される8つの指数を組み合わせた総合指標によれば、この勢いは1月も続いている公算が大きい。
中国の景気回復ペース、1月に加速-輸出や不動産、株式相場が好調
ただエコノミストらは、2月の春節(旧正月)を控えてPMIに幾分かの弱さを予想している。季節的な生産の低下に加えて、最近の国内での新型コロナ感染拡大に伴う厳しい旅行制限やコントロール措置により多くの労働者は帰省ができなくなり、贈答品や外食の支出が低迷する可能性が高い。
モルガン・スタンレーのエコノミストはリポートで、世界的な新型コロナ感染の再拡大を踏まえると、輸出需要は力強さを維持することが見込まれると指摘した。
原題:
China’s Factory Outlook Eases Again With Recovery Still Intact(抜粋)
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