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米国株15時、ダウ410ドル安 コロナ感染拡大で米景気に懸念 - 日本経済新聞

【NQNニューヨーク=岩本貴子】12日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落している。15時現在は前日比410ドル25セント安の2万8987ドル38セントで推移している。米国で新型コロナウイルスの新規感染者の増加基調が続き、短期的に景気の足を引っ張るとの警戒が強まった。景気敏感株中心に売られている。

米国での1日あたりの新型コロナ感染者数は10万人を上回る状態が続いている。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は12日の討論会で、米経済について「この先2~3カ月は厳しい状況になるかもしれない」と述べた。

バイデン次期大統領の新型コロナ対策のアドバイザーが「全米で4~6週間のロックダウン(都市封鎖)が必要になるかもしれない」と述べたとも伝わっている。すでに米ニューヨーク州のクオモ知事が飲食店の営業規制を求めるなど経済活動を制限する動きが再び広がりつつあり、冬に向けて景気が弱まるとの見方が広がった。

米長期金利の低下を受け、ゴールドマン・サックスなど金融株が安い。航空機のボーイングや化学のダウも安い。前日に相場を支えた大手ハイテク株や半導体株の一角も売りが優勢になっている。

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