23日の欧州株は続伸。英国と欧州連合(EU)が歴史的な 通商合意に近づいているとの楽観が相場の上昇を後押しした。
ストックス欧州600指数は1.1%高で終了。旅行や銀行、エネルギー株が大きく上昇した。英国の内需関連の中型株を中心としたFTSE250指数は1.7%高と急伸し、2月26日以来の高値。英国とEUが通商協定の大枠で合意したと、事情に詳しい複数の当局者が明らかにした。これを材料にポンドが上昇し、ポンド高が重しとなったFTSE100指数は0.7%の上昇にとどまった。
欧州債市場では、英国債の利回り曲線がベアスティープ化。英国とEUが通商協定の大枠で合意したと報じられ安全資産として買っていた投資家が巻き戻したため、英国債利回りは5年債から50年債まで3月以来の大幅上昇となった。
英10年債利回りは一時13ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.31%と、今月7日以来の高水準。短期金融市場が織り込む英イングランド銀行の次回0.1ポイント利下げの時期は2022年3月と、前日の21年11月から後ずれした。
ドイツ債の利回り曲線もベアスティープ化したが、英国債を6bpアウトパフォームした。安全投資の巻き戻しが進むにつれ、イタリア債は下げを縮小。イタリア債とドイツ債のスプレッドは2bp縮小して113bpとなった。
ドイツ10年債利回りは5bp上昇してマイナス0.55%、フランス10年債利回りは4bp上昇してマイナス0.31%。イタリア10年債は3bp上昇して0.58%。
原題:
European Stocks Jump as Brexit Deal Optimism Boosts U.K. Shares(抜粋)
Gilts Slide as Brexit Outline Deal Reached: End-of-Day Curves(抜粋)
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