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東京株式相場は大幅に続落。米株安を受けてリスク回避の動きが強まり、日経平均株価の下落幅は1000円を超える場面があった。米長期金利が再び1.4%台前半まで低下し、保険など金融株の下落が目立つ。不動産も安く、化学や鉄鋼などの素材関連などにも売りが広がっている。東証1部の値下がり銘柄数は11時時点で全体の約91%を占め、ほぼ全面安。
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市場関係者の見方
JPモルガン・アセットマネジメントの前川将吾グローバル・マーケット・ストラテジスト
- 金利の低下に伴うリスクオフで景気敏感やバリュー株が下落しているが、ハイテク株も下落しているのは金融引き締めが想定よりも早いとなればバリュエーション面で割高感のあるハイテク株にも逆風ということが改めて意識されているのだろう
- 米長期金利の低下した理由には、市場の想定より早い金融引き締めが長期的に景気には悪影響の出る面があり、インフレ期待も低下する面もある
- これまで景気敏感のバリュー株に資金が流れるといったリフレトレードが米長期金利の低下を受けてポジション調整しているのが大きく、リスクオフが長期金利と株式市場で複合的に起きている
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘チーフ投資ストラテジスト
- 米金融当局がタカ派な姿勢に傾くなかで米長期金利が低下し、金融や素材株を中心に先物主導で売られる展開
- ただ金利低下で割安感の出る半導体などのハイテク株は、売り一巡後に底堅く推移する可能性
- TOPIXの午前終値が2%を超える下げとなれば、日銀が5月以降見送っている上場投資信託(ETF)の買い入れに動くかに注目
東証33業種
下落率上位 | ゴム製品、保険、化学、不動産、輸送用機器、電気機器、卸売 |
上昇率上位 | - |
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