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〔マーケットアイ〕株式:日経平均は後場一段安、日銀のETF買い思惑くすぶる - ロイター

    [東京 21日 ロイター] - 
    <12:40> 日経平均は後場一段安、日銀のETF買い思惑くすぶる
    
    日経平均は後場に入って一段安となっている。一時、前営業日比1100円超安とな
った。
    市場では、日銀の上場投資信託(ETF)の買いが発動されるのではないかとの思惑
がくすぶっている。日銀はETF買いの基準を示していないが、市場では前場のTOPI
X終値が前営業日比「2.0%安」との見方があり、きょうは2.55%安となったこと
が思惑を誘っている。
    もっとも、経済のファンダメンタルズが変化したわけでもなく、きょうは買う必要は
ないとの見方もある。「日銀としては、2.5%下がっても買わないという実例を作るチ
ャンスではないか」(ニッセイ基礎研究所の井出真吾チーフ株式ストラテジスト)との声
も聞かれる。
    きょうの株安は米株安の波及が背景にあり、しかも震源地はFRBのため、日銀がE
TFを買ったところで相場の流れを食い止められそうにない上、米株がきょうも下落すれ
ば、買い支えは無駄になりかねないとの見方だ。仮に買い入れに動いた場合は「2.0%
以上の下落なら機械的に買うということを市場に印象付けることにつながる」(井出氏)
とみられている。
    
    <11:50> 前場の日経平均は大幅続落、早期の米利上げ思惑でリスク回避
    前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比983円21銭安の2万7980円8
7銭となり、大幅に続落した。米連邦準備理事会(FRB)高官の発言を受けて米利上げ
前倒しの思惑から株安となった前週末の米株式市場でのリスク回避の流れを引き継いだ。
 
    前週末の米国株式市場では、ブラード米セントルイス地区連銀のタカ派発言が嫌気さ
れ、主要3指数がそろって下落した。同総裁は、FRBが金融政策の引き締めを早める方
向にシフトしたことは、新型コロナウイルス禍からの回復に伴い、経済成長、特にインフ
レ率が予想よりも伸びていることに対する「自然な」対応との認識を示し、利上げを「2
022年終盤に開始すべき」と主張した。
    日経平均は朝方から幅広く売られ、大幅続落で始まった。米株価指数先物がマイナス
圏で推移したことも重しとなって、寄り付き後も下値を探る動きが継続。東証1部は値下
がり銘柄が90%を占め、全面安の展開となった。東証33業種はすべて値下がりした。
日経平均は5月20日以来の安値、2万8000円を割り込んで一時1000円超安に下
落した。
    グロース株もバリュー株も売られ、市場では「先物主導の下げ」(国内証券)との見
方が出ていた。指数寄与度の大きいファーストリテイリング        、東京エレクトロン
        、ソフトバンクグループ        の3銘柄で日経平均を約190円押し下げた。
    目先の上値の重さが意識される一方、「テーパリング(緩和縮小)もまだこれからで
あり、現時点で連続利上げを織り込んでいく状況ではない。早期の利上げの思惑をいった
ん織り込めば、相場は落ち着いていくだろう」(三井住友DSアセットマネジメントの市
川雅浩チーフマーケットストラテジスト)との声も聞かれた。
    TOPIXは2.55%安で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆4302
億4800万円だった。東証33業種の下落率上位はゴム製品、保険業、化学工業などだ
った。
    東証1部の騰落数は、値上がりが166銘柄、値下がりが1985銘柄、変わらずが
42銘柄だった。
    
    
    <11:10> 日経平均は一時1000円超安、全面安の展開 先物主導との声
    
    日経平均は1000円超安となり、一時2万8000円を割り込んだ。5月20日以
来の安値水準。東証1部は値下がり銘柄数が2001と91%を占め、全面安の展開とな
っている。東証33業種はすべて値下がりしている。市場では「バリュー株もグロース株
も一緒に売られており、先物主導だろう」(国内証券)との声が聞かれた。    
    
    <10:05> 日経平均は安値圏で底ばい、反転の気配感じさせず一進一退に
    
    日経平均は安値圏で底ばい。一時、前週末比800円を超す下落となった。その後は
下げ渋っているものの、目立った買い材料が見当たらない中で反転の気配を感じさせず一
進一退の展開となっている。
    
    市場では「指数寄与度が大きいファーストリテイリング        とソフトバンクグル
ープ        が下げ止まらず、これらが全体の下落を先導する形になっている」(野村証
券・投資情報部ストラテジストの神谷和男氏)との声が聞かれた。午前10時05分現在
、この両銘柄で日経平均を約160円押し下げる要因となっている。
    
    
    <09:05> 日経平均は大幅続落、米国株式下落を嫌気し幅広く売られる

    寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比457円24銭安の2万8506
円84銭となり、大幅続落。前週末の米国株式市場が下落したことを嫌気し、幅広く売ら
れて始まった。寄り付き後も下値を探る動きとなり、前週末比で600円を超す下落幅と
なっている。

    
    <08:50> 寄り前の板状況、主力銘柄はおおむね売り優勢に
    
    市場関係者によると、寄り前の板状況は、トヨタ自動車        、ソニーグループ <
6758.T>、キヤノン        、東京エレクトロン        、三菱UFJフィナンシャル・
グループ        、ソフトバンクグループ        など主力銘柄はおおむね売り優勢。指
数寄与度の大きいファーストリテイリング        、ファナック        も売り優勢とな
っている。一方、ホンダ        は買い優勢となっている。
    
    東証第1部出来高上位50銘柄       
    東証第1部値上がり率上位50銘柄       
    東証第1部値下がり率上位50銘柄       
    日経225先物        
    SGX日経225先物        
    TOPIX先物        
    日経225オプション            
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