[イスタンブール 20日 ロイター] - トルコのエルドアン大統領は、昨年11月に任命したばかりのトルコ中央銀行のアーバル総裁を解任した。20日付の官報で分かった。
トルコ中銀は18日の政策決定会合で、主要政策金利の1週間物レポレートを200ベーシスポイント(bp)引き上げ、19%にすることを決定したばかり。利上げ幅は市場予想の倍。物価上昇と通貨リラ相場の下落に先手を打つために「前倒し」的に対応したと説明した。
元財務相のアーバル氏は昨年11月7日の就任以来、主要政策金利を計875ベーシスポイント引き上げた。これによりトルコリラの下落が歯止めがかかったほか、エルドアン大統領が低金利を要求する中で、中銀の独立性を巡るエコノミストの懸念が和らいだ。
低金利を繰り返し求めてきたエルドアン大統領が中銀総裁を解任するのは2019年7月以降3回目。週明けの市場ではトルコリラへの圧力が再燃するとみられる。
後任には与党・公正発展党(AKP)の元議員、シャハプ・カブジュオール氏が指名された。地元紙によると、同氏はエコノミストで、銀行幹部も歴任。先月公表した寄稿では低金利を批判する見解を示していた。
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