激しい炎が電車の先頭部分を包んだ。26日未明に茨城県土浦市木田余で起きたJR常磐線の衝突事故。目撃した近所の住民は「乗客がみな無事で良かった」と話していた。
県警土浦署によると、事故があったのは午前0時10分頃。乗客ら64人を乗せた10両編成の下り普通電車が、線路内にいた車に衝突した。車を約270メートル引きずって停車。車は炎上し、先頭車両も焼けた。
近くに住む男性(49)は自宅2階で就寝中、「ボコボコボコ」という鈍く大きな音で目を覚ました。事故現場に向かうと、焦げ臭いにおいが漂っていた。「土浦方面に移動してください」。車内アナウンスが聞こえ、車内の乗客は乗務員の誘導で最後尾に向かっていた。
先頭車両に誰もいなくなった後、「ボン」という破裂音が数回聞こえ、架線を超えるほどの高さの火柱が上がった。みるみるうちに、乗用車と先頭車両が炎に包まれたという。
JR東日本水戸支社によると、常磐線の特急は始発から運転を見合わせた。普通電車も土浦―羽鳥駅間で午後5時50分頃まで、運転を取りやめた。
26日午後には、運輸安全委員会の鉄道事故調査官2人が現地調査を始めた。加藤剛調査官は「枕木に傷があったので、(電車は)脱線した状態で走行したとみられる」と述べた。
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