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タイガー・マネジメントの元トレーダー、ビル・フアン氏は、同氏の資産を管理・運営するファミリーオフィスが大量の株式売却を迫られ、巨額のブロック取引が市場を動揺させた。これに伴いファン氏が経営していたヘッジファンド運営会社の元アナリスト、タオ・リー氏のファンドも清算されたのではないかと臆測が広がった。
トン・ユー・パートナーズの共同創業者でマネジングパートナーのリー氏は週末、流動性は潤沢であり、多くの買いの機会に恵まれていると書面で説明。同氏に関係する資産の清算に銀行は動いていないと顧客に伝えた。ファンドの投資家が明らかにした。
投資家によると、トン・ユーの3月の運用成績は26日時点でマイナス約15%と落ち込んだが、年初からのリターンはプラスを維持している。
ファン氏のファミリーオフィス、 アルケゴス・キャピタル・マネジメントがマージンコール(証拠金請求)に応じられず、 ゴールドマン・サックス・グループや モルガン・スタンレーを含む金融機関は、アルケゴスに株式の売却を迫ったとされる。
ゴールドマンのブロック取引、フアン氏扱い巡る方針転換が発端か
ファン氏が経営していたタイガー・アジア・マネジメントで7年間務めたリー氏は、ファン氏と同じ銘柄に投資することが多いため、リー氏のファンドも清算されたのではないかと臆測を呼んだ。同氏に電話と電子メールでコメントを求めるメッセージを残したが、これまでのところ返答はない。
金融機関がブロック取引を通じて売却した銘柄には、 テンセント・ミュージック・エンターテインメント・グループ(騰訊音楽娯楽集団)と 百度(バイドゥ)、愛奇芸(iQiyi)、 唯品会(ビップショップ・ホールディングス)が含まれる。
原題: Teng Yue, Fund Run by Ex-Hwang Analyst, Denies Liquidation (1)(抜粋)
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