新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が全面解除されてから初の週末となった27日、各地の繁華街や行楽地は多くの家族連れや若者などでにぎわった。NTTドコモによると、昨年の感染拡大前と同程度の人出が記録された地点もあった。27日の新規感染者は2日連続の2000人超となり、感染再拡大(リバウンド)が懸念されている。
東京都目黒区の桜の名所、目黒川沿いには満開となった桜を楽しもうと多くの若者らが訪れた。区は再三にわたって花見の自粛を呼びかけてきたが、周辺は桜を楽しむ人の肩が触れ合うほど混雑していた。
NTTドコモが携帯電話の位置情報などを利用してまとめた27日午後3時時点の人出は、感染拡大前(昨年1月18日~2月14日)の休日平均と比べて東京・銀座で11・6%増、新宿駅で3・6%増となった。大阪・梅田は14・2%減、神戸・三ノ宮駅は10・8%減だった。
一方、新規感染者は27日に全国で2071人確認された。土曜日に2000人を超えるのは2月6日以来で、前週(今月20日)と比べると4割近く増えた。東京都は430人で前週の同じ曜日の新規感染者数を8日連続で上回った。独自の緊急事態宣言を出している宮城県は5日連続で100人を超える129人。大阪府は386人で2日連続で300人以上となり、164人の感染が確認された兵庫県とともに2回目の宣言解除後としては最多となった。千葉県では陽性とされた感染者が1人取り下げられた。
厚生労働省は27日、成田空港の検疫で感染が判明した広島県の50代女性が、検疫所の指定した宿泊療養施設で死亡したと発表した。同施設での死亡は国内で初めて。女性は16日にエジプトから帰国し、入国時は無症状だった。【まとめ・内橋寿明、李英浩、鈴木理之】
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