半導体大手ルネサスエレクトロニクスは30日、那珂工場(茨城県ひたちなか市)で19日に起きた主力の生産棟の火災をめぐり、出荷量が以前の水準に戻るには3~4カ月かかるとの見方を示した。4月下旬から1・5~2カ月にわたり出荷がほぼ途絶える見通しも明らかにした。世界的な半導体不足に拍車をかけ、自動車業界ではさらなる減産が避けられない情勢だ。
ルネサスは当初、火災で使えなくなった製造装置は11台としていたが、その後の調査で23台に広がった。一部は中古でまかなえずにメーカーが新たに製造する必要があり、現在の見通しでは納入が6月以降になる装置もあるという。
ルネサスによれば、当面は仕掛かり品を完成させて出荷するが4月下旬には在庫が尽きる。同時期に生産を一部再開し、早ければ5月下旬ごろにも出荷を始めるが、当初はごく少量にとどまる。通常に戻るのは火災の90~120日後としており、今夏になる。
担当者「まだ見えないことが多すぎる」
生産が止まった製品の6割超が…
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