
日銀の雨宮副総裁は講演で、来週公表予定の金融緩和策の「点検」で注目されている長期金利の変動幅について「金融緩和の効果が損なわれない範囲で、金利はもっと上下に動いてもよいのではないか」と述べました。日銀は現在、プラスマイナス0.2%程度の金利の変動を容認していて「点検」では金利の変動幅の拡大をめぐる議論が焦点の一つとなりそうです。
日銀は、来週19日までの2日間開く金融政策決定会合で、今の大規模な金融緩和策の点検を行い、結果を公表する予定です。
これを前に日銀の雨宮副総裁はオンラインで講演し、注目されている長期金利の変動幅について「金融緩和の効果が損なわれない範囲で金利はもっと上下に動いてもよいのではないか」と述べました。
日銀は現在、プラスマイナス0.2%程度の金利の変動を容認していますが、黒田総裁は先週「変動の幅を大きく拡大することが必要とも適当とも思っていない」と述べました。
こうしたことから「点検」では金利の変動幅の拡大をめぐる議論が焦点の一つとなりそうです。
また複数の株式をまとめて作るETF=上場投資信託の買い入れについて、雨宮副総裁は、日銀が長期間、大量に購入すると市場に影響を及ぼすといった副作用を抑えることが必要だとしました。
そのうえで「メリハリのある買い入れを行うことは金融緩和の持続性を高めることにもつながる」と述べ、市場の変化に応じて機動的・効果的に対応できるような買い入れの方法を議論する考えを示しました。
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