NTTによる総務省幹部らへの高額接待を巡り、総務省の政務三役も在任中や退任後にNTT側と会食していたと週刊文春電子版が10日報じた。文春によると、自民党の高市早苗衆院議員と野田聖子幹事長代行が総務相在任中にそれぞれ2回会食。副総務相在任中に坂井学官房副長官と寺田稔副幹事長がそれぞれ1回会食した。在任中の関係業者との会食は、政務三役が供応接待を受けることを禁じた大臣規範に抵触する可能性もある。
文春は「NTT内部告発者」から資料を入手したとしている。新藤義孝、佐藤勉両元総務相ら政務三役経験者を含めると過去7年間で計15人、延べ41件に上る会食があったとした。いずれもNTTグループの関連会社が運営するレストランで、多くは酒代を含めて1人当たり3万~5万円だったという。
前総務相の高市氏に関しては、2019年12月と20年9月の2回、NTTの澤田純社長、島田明副社長ら3人と会食し、1人当たりの料金は5万円だったとした。高市氏は10日、自身のホームページに「『接待』は受けていない」とする反論を掲載した。会食の事実は認めた上で、「完全割り勘」を事前に伝え、指定された会費1万円と3人分の土産(計1万6500円)を持参したと説明。NTTに対し、明細単価を調べるよう求め、差額がある場合には10日中に支払うと伝えたとした。
記事ではこのほか、一連の接待問題で有識者による検証委員会のトップを務める新谷正義副総務相も今年1月に会食を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の影響で中止になったとし、新谷氏の秘書が20年11月に接待を受けていたとしている。【川口峻】
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