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リクルート、シンボルの銀座本社ビル売却…「感染拡大の影響ではない」 - 読売新聞

 リクルートホールディングス(HD)が、東京・銀座の本社ビルを、不動産大手のヒューリックに売却したことがわかった。売却後もリース契約を結び、同じビルへの入居を続ける。リクルートは保有資産の有効活用を進めている。

 売却したのは「リクルートGINZA8ビル」で、売却額は公表していない。地下3階・地上11階建てで1981年に完成した。ガラス張りの外観から、リクルートのシンボルとなり、2008年に本社機能を東京・丸の内に移した後も、登記上は本社所在地のままとなっている。

 現在は研究部門やグループ会社などが入居している。同社広報は売却について、「オフィス削減は意図していない。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けたものでもない」としている。

 リクルートHDは今月15日、主力の人材事業で採用活動の回復が続くなどとして、2021年3月期の業績予想を上方修正した。1235億円を見込む最終利益に、ビルの売却益も含まれているとみられる。

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