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米7~9月期GDP速報値、年率33・1%増…悪化の反動で上げ幅は過去最大 - auone.jp

 【ワシントン=山内竜介】米商務省が29日発表した2020年7~9月期の実質国内総生産(GDP)速報値(季節調整済み)は、新型コロナウイルスの感染拡大で停止していた経済活動の再開が広がったことを受け、年率換算で前期比33・1%増だった。上昇幅は比較可能な1947年以降で最大となった。ただ、過去最大の下げ幅だった4~6月期(31・4%減)からの反動の影響も大きい。

 市場予想は31%程度の増加だった。米景気の持ち直しは、トランプ大統領にとって11月3日の大統領選に向けたアピール材料となる。トランプ氏はツイッターに「史上最大かつ最高だ。来年は素晴らしい年になる」と投稿し、自身の経済運営をアピールした。

 ただ、GDPの水準は感染拡大前の19年10~12月期を約3%下回っている。コロナ危機以前の経済を取り戻すには時間がかかる見通しだ。

 GDPの約7割を占める個人消費は40・7%増だった。小売店やレストランの営業再開が進む中、現金給付などの政府支援で消費者心理が改善した。設備投資は20・3%増で4四半期ぶりのプラスだった。

 米景気は当面、緩やかな回復が続くとの見方が多い。ただ、感染の再拡大や、議会で追加経済対策の協議が停滞していることなど先行きの不安要素は多い。

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