JR東日本が次世代新幹線の開発に向けた新型試験車両「ALFA-X(アルファエックス)」の試験走行を重ねている。東北新幹線の仙台-新青森間で週2回ほど実施しており、27日深夜、報道関係者に公開した。現在の新幹線より40キロ速い最高速度360キロでの営業運転が目標で、試験では400キロに達したこともある。今回は380キロに到達した。
報道関係者が試乗するのは初めて。午後11時40分ごろ、仙台駅を出発したALFA-Xは、スピードを上げて走行し、28日午前0時ごろ、最高速度382キロを記録した。
JR東によると、試験車両は10両編成で、総工費約100億円をかけ、昨年に完成した。トンネル突入時の風圧の違いを分析するため、先端の「鼻」の長さは1号車で約16メートル、10号車で約22メートルと異なる。中間車両は窓の大きさや数がさまざまとなっている。
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